地域と一体となった取り組みも活発な小学校

水戸市立堀原小学校

「水戸市立堀原小学校」外観
「水戸市立堀原小学校」外観
1985(昭和60)年の創立より38年目を迎える「水戸市立堀原小学校」。学校・保護者・地域が一体となって子どもたちを見守るあたたかい校風が魅力で、敷地内に植えられた桜が咲き誇る光景は同校ならではの特色のひとつ。2022(令和4)年4月1日現在の児童数は267名で、普通学級9クラスと特別学級3クラスで運営されている。

4つの校訓が掲げられている
4つの校訓が掲げられている

同校では「自ら学ぶ 心豊かな たくましい児童の育成」を教育目標に掲げ、魅力ある学校づくりが進められている。重点目標には、児童・教師・保護者・地域それぞれにおいて目指すべき学校像が描かれ、「チームHORIHARA」として一体的な取り組みを進めていくことが謳われている。

「水戸市立堀原小学校」今年度のグランドデザイン
「水戸市立堀原小学校」今年度のグランドデザイン

「堀原小」と言えば1990(平成2)年から取り組みを続けている「堀原火の国まつり」が有名で、地域と学校とのつながりを象徴する行事のひとつ。水戸の周辺地域と九州、古代の火の国と深いつながりがあることから発案されたおまつりで、古代の暮らしや文化を再現する特色あるおまつりとして知られている。

コロナ以前は古代の装束を身にまとった子どもたちが愛宕山古墳に集まり、火起こしの儀式をした後、その火を学校まで運んでいたそうだ。ここ数年はコロナ禍の影響により規模を縮小したり運営の仕方を見直したりするなど工夫をしながらも地域のおまつりとして大切に継承されている。

理科の楽しさを実感できる、専科教員による授業が行われている
理科の楽しさを実感できる、専科教員による授業が行われている

一方、教育活動においては令和4(2022)年度、理科の専科の教員が配置され、3〜6年生まですべての理科において、より専門的かつ理科の楽しさをよりいっそう実感できるような授業が行われている。広々とした敷地内では昆虫や草花など自然と触れ合える機会も多く、学習環境にも恵まれている。

また本年度より「みんながリーダー」を合言葉に、様々な教育活動を展開している点にも注目したい。子どもたち一人ひとりが活躍できる場を設定して、自己肯定感を高められるような取り組みが行われている。

合言葉となっている「みんながリーダー」
合言葉となっている「みんながリーダー」

具体的な取り組みのひとつとして「学校だより」や「ブログ」で紹介されているのが、3年生による「みんながリーダー」の展示。「あいさつリーダー」や「ボランティアリーダー」、「スポーツリーダー」、「なわとびリーダー」など、一般的に思い浮かぶ学級委員のようなイメージとは異なる様々なリーダー像が描かれている。

あいさつスローガンが校内に大きく掲示されている
あいさつスローガンが校内に大きく掲示されている

 “〇〇リーダー=自分の良さ”に気づき伸ばすこと、まわりにいる友だちとおたがいの良さを伝え合うことにより、自己理解・他者理解を促す場としても生かされているようだ。

水戸市立堀原小学校
所在地:茨城県水戸市新原1-7-1 
電話番号:029-251-3133
https://www.magokoro.ed.jp/horihara-e/

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