フランスの家庭料理を古民家で

Le poêlon(ル･ポワロン)

もっとフランス料理を気軽に味わってほしいと、フランスの郷土料理を中心に提供するLe poêlon(ル･ポワロン)。オーナーシェフの野澤さんは、東京の有名店や茨城のホテルのレストランで16年修行した後、2011（平成23）年にこの店をオープン。調理人歴29年の野澤さんが創り出す、毎日でも食べたい心が温まるような料理が評判となっている。

細い通路を進み店内に入ると、まるで外の喧騒が嘘のような古民家を思わせる店内が広がる。ここは築100年を超える建物で、元は老舗の畳屋の作業場だったという。落ち着いた照明とレトロでモダンな内装が心地よく、ゆっくりと食事が楽しめる。

Le poêlonでは、季節を取り入れた料理が楽しめる。こだわりの食材は、茨城県産を中心に、全国から旬の食材を揃える。例えばフォアグラのテリーヌには、洋酒ではなく水戸の梅酒で一晩マリネ、野菜は地元の農家さんへ足を運ぶなど厳選したものを使用。また猪肉や鹿肉のジビエは伊豆から直接仕入れるなど、信頼のおける業者からの鮮度の良いものを使用している。